Liferayは機能が広いため、順番を決めて学ぶことが近道です。この記事では、レベル別に学ぶ内容、読む公式ドキュメント、日本語情報の探し方をまとめます。
ここがポイント: 学習の中心は公式の「Liferay Learn」です。日本語版もありますが部分的な翻訳のため、英語版と行き来する前提で進めるのが現実的です。
レベル別ロードマップ
| レベル | ゴール | 学ぶこと |
|---|---|---|
| 入門 | ローカルで動かして画面を触る | ポータル・CMSの基本概念、Dockerでの起動、サイトとページの作成 |
| 初級 | コンテンツとサイトを運用できる | Webコンテンツ、権限、ワークフロー、Fragmentなどのページ作成 |
| 中級 | データとAPIを扱える | Objects、Headless API(REST/GraphQL)、Client Extensions |
| 上級 | 本番を設計・運用できる | クラスタ、性能調整、検索エンジン、パッチとアップグレード、互換性マトリクス |
入門: まず動かす
- 公式の「Starting with a Docker Image」に沿ってコンテナを起動します。例として、
docker run -it -m 8g -p 8080:8080 liferay/dxp:2026.q1.9-ltsが案内されています。タグは時期により変わるため、公式で最新を確認してください。 - 初期ログインは公式ドキュメント記載のものを使い、初回にパスワード変更を求められます。
- 30日トライアルキーが同梱されています。期限後はFree TierまたはEnterpriseのキーが必要です。
注意: コンテナ内での変更は、再起動で失われるとされています。設定や配備物は、公式が案内する/mnt/liferayのマウントを使います。
初級: 運用とコンテンツ
- Liferay Learnの「Getting Started」と、コンテンツ管理に関する章を読みます。
- ライセンスの違いを知るためエディションと料金も確認します。
- 2026.Q3では、Full Page ApplicationやWidget Pageがdeprecatedとなり、Content Pageへ移行する流れです。新規ではContent Pageを基本に学ぶのが無難です。
中級: Objects、API、Client Extensions
- Objects: 独自のデータモデルを定義し、公開するとRESTエンドポイントが自動生成されます。
- Client Extensions: frontend、configuration、microservice、batchの4種類。Liferayの外で動かしてAPI連携します。
- Liferay CMS(Headless CMS)の章も読んでおくと、今後の方向性が分かります。
- AI関連はLiferay LearnのAIの章、MCPサーバーとして使う章があります。
上級: 設計と運用
- 動作要件: 各リリースの互換性マトリクスを、アプリケーションサーバー、JDK、DB、OS、検索で確認します。
- クラスタ: 複数のアプリケーションノード、共有DB、全ノードからアクセスできるファイルストア、Cluster Linkが必要です。
- 性能: Liferay Learnの「Tuning Liferay」を読みます。
- アップグレード: Deprecations and Breaking Changes Referenceから、経由する全リリース分を確認します。
- 検索移行: Elasticsearch 8への移行は「Upgrading Search Infrastructure」を参照します。
バックアップの公式手順ページは、今回特定できていません(未確認)。公式で確認してください。
日本語情報の探し方
| 情報源 | 内容 |
|---|---|
| Liferay日本語サイト(liferay.co.jp) | ブログ、プレスリリース、パートナー情報 |
| Liferay Learn日本語版(/ja/) | 部分的に翻訳。未翻訳の章は英語版へ |
| Qiitaのliferayタグ | 記事は少なめで、投稿者が偏っている |
| パートナー | イージフ(公式トレーニング)など。内容は各社に確認 |
日本語情報は限られるため、エラー文やプロパティ名で英語検索する習慣をつけると解決が早くなります。
最新情報の追い方
- GitHubのリリースフィード(liferay-portal)
- 公式YouTubeチャンネルのフィード
- 開発者コミュニティliferay.dev、フォーラムdiscuss.liferay.com、公式ロードマップ
セキュリティ勧告のページは存在しますが、取得時点で掲載が2025.Q3までで、2026年の個別勧告は公式で未確認です。
関連: Liferayとは?、バージョン体系。
出典
- Liferay Learn
- Liferay Learn 日本語版
- Starting with a Docker Image
- Client Extensions
- Using Liferay as an MCP Server
- Tuning Liferay
- Deprecations and Breaking Changes Reference
- Upgrading Search Infrastructure
- Liferay日本語サイト
- liferay.dev
- Liferay Discuss
- Liferay Roadmap
- liferay-portal Releases(GitHub)
- Liferay Vulnerabilities
- Qiita: liferayタグ
最終確認日: 2026年10月15日(内容は変わる可能性があります。必ず公式情報も確認してください)