Liferayの無償版だったCommunity Edition(CE)は、公式情報で事実上の終了が示されています。この記事では、確認できた事実と、確認できていない点を分けたうえで、次の選択肢を整理します。
確認できている事実
- liferay-portalのREADMEでは、Liferay PortalとDXPが単一の製品になったと説明されています。
- 旧CEのユーザーには、DXP Free Tierが推奨されています。
- liferay.devに「CE is sunsetted. What’s your next move?」という記事(2026-06-19、Ben Turner氏)が公開されています。選択肢としてEnterprise、Free Tier、GitHubからの自前ビルド、CEのまま使い続ける、が挙げられています。
確認できていない点
注意: 以下は「未確認」です。断定せず、公式で確認してください。
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 正式なEOL(サポート終了)日 | 記載を確認できず。未確認 |
| 最後のCEのバージョン | 第三者のPortalworks(2026-03-18)は7.4.3.132 GA132としていますが、公式の一次文書では未確認 |
| 旧方針との関係 | 2025-04-23の方針(CEは年1回、DXPのLTSに合わせる)は、置き換わったと見られますが、公式な明示は確認できていません |
| ソースライセンスの詳細 | SPDX表記はLGPL-2.1-or-laterとDXP EULAの選択式。LICENSING.mdの内容は未確認 |
次の選択肢
| 選択肢 | 向いている人 | 留意点 |
|---|---|---|
| DXP Free Tier | 学習、開発、小規模、PoC | MFA、SAML、高度な検索チューニングは含まれない。最大3ノード。キーは12か月で更新が必要。2026.Q1以降はXMLキーが必須 |
| Enterprise Subscription | 本番運用、サポートが必要な組織 | 価格は非公開で、問い合わせが必要 |
| GitHubから自前ビルド | ソースを読める開発者、自己責任で運用できる人 | 公式のサポートや認定リリースは付かないと考えられるが、条件は公式で要確認 |
| CEのまま使い続ける | 当面の現状維持 | 正式EOL日は未確認。今後の修正や更新の見通しも公式で要確認 |
どれを選ぶか(判断の流れ)
- 今のCE環境は本番ですか? 本番なら、まず公式の記事と自社の契約・運用体制を確認します。セキュリティ更新が受けられなくなる可能性を、リスクとして見積もっておきましょう。
- MFAやSAMLが必要ですか? 必要ならEnterpriseが前提になります。
- 小規模で、機能が足りていますか? Free Tierで要件を満たせるか、3ノード上限やキーの更新を踏まえて検討します。
- ソースから自分でビルドする体制がありますか? ある場合だけ、自前ビルドが現実的な選択肢になります。
ここがポイント: 初心者や学習目的なら、迷わずFree Tierで始めて構いません。移行や選定は、本番運用を考える段階で改めて検討すれば足ります。
移行時に気をつけたいこと
- CEのバージョンから新しいYEAR.QUARTER系へは、経由する全リリース分の破壊的変更を確認する必要があります。
- 2026.Q1でJakarta EE 10への移行(javaxからjakartaへ)が完了しており、カスタムコードの修正が必要になる場合があります。
- 検索はElasticsearch 8.19以降が必須(2026.Q1以降)とされています。
詳しくはバージョン体系とエディションと料金も参照してください。
出典
- CE is sunsetted. What’s your next move?(liferay.dev)
- liferay-portal(GitHub)README
- Liferay Community Edition Release Strategy(liferay.dev、旧方針)
- Portalworks: Liferay 2026 Q1(第三者)
- Liferay DXP Free Tier(Liferay Learn)
- Subscription Options(liferay.com)
最終確認日: 2026年10月15日(内容は変わる可能性があります。必ず公式情報も確認してください)